とりあえず海外とかの症例とか持ってきた論文に目通して…っと。

「よっ!どうだった?トミーの患者さん」

誰かが肩に手を置いて話しかけてきた。振り向くとそこには富島先生の同期である田原先輩がいた。

『田原先輩!?ご無沙汰してます。そうですね…治せるか治せないかで答えるなら中の下ですかね…。けど海外にいた頃にみてた患者に比べると比較的にまだ軽い方なので何とも言えないですね(笑)』

「そーだな。海外はもっと重い患者も扱うからな。まだ余裕ありの顔してるし何とかなるかな?まぁ困ったらいつでも相談には乗るからね?」

『ありがとうございます』