君の気持ちだけで
何もいらな
君の優しさだけで
何もいらない

だんだんと
木枯らしが吹く
冬のはじまり
降り積もる雪が
景色を凍らせる
公園の錆びついた
ブランコ
君と一緒に
乗ったね

傷ついた
ベンチに座り
笑いあったね

瞳に映る景色が
消えてしまうなら
もう一度
あの頃みたいに
やり直せるよ


気がつくと
君の小さな肩に
雪が積もり
握った手のひらに
冷たさが広がる
もしもまだ
温もりがあれば
必ず暖かくなるよ
そしたら迷わず
君を
抱きしめに行くよ

君の優しさだけで
何もいらない
君にあげるよ
優しさと言う
贈りもの

君にあげるよ
暖かい笑顔の
贈りもの