「番号も確認する」
あたしはケイジの名前と電話番号を言った。


そして男の人の手から携帯電話が渡された。

「・・・ケイジ?」

『あぁ・・・。』

「ケイジ・・・いつもありがとね。」

『どうしたの? 急に。』


男たちは銃口をこちらに向け、引き金に指をかけてる。


「なんとなく・・・。」


『アヤ・・・?』

「あのさ・・・好きかも。」

『何が?』

「ケイジが・・・マサヒサの次ぐらいに。」