放課後になってようやく話す機会ができた。

「で、朝の話の続きやけど。」

「うん。」

「なんなの?」

「僕はね。山我マサヒサの後輩。」
「うん。「知ってるで」」

馬鹿であると言ってもらった方が、
こいつらにはいいかもしれない。

未だに関西弁が抜けない。

まぁ、関西弁をしゃべる人と約12時間いたら
移るのも仕方ない。


「君がマサヒサ先輩の弟だってことも」

「そんな嘘にきまっとるやん。あのケイジやで。マサヒサと同じDNAが入ってる訳ないやん」
ケイジにはそんなこと言うアヤが少し信じられなかった。

「俺の兄貴は高校2年やで」
「ケイジもしかして今日塾じゃない?」
「おおうそうや。帰らな。」

なんとか出まかせの嘘で乗り切った。
馬鹿二人。

「なぁ・・・もしかしてこいつヤバいん?」
「うん。ヒミツ知ってるの肉親とおまえだけやもん」
「そんなぁ///」

馬鹿です。
ごめんなさい。