ケイジはその後すぐ救急車によって運ばれた。

ケイジの傷は思ったより深く、血もたくさんながれていた。

それを知っていても、あたしはマサヒサを見つめていた。



「なんで助けに来たんですか?」

「なんでだろう?野生のカン?」

「はぁ・・・。」

「君はどうしケイジに電話したの?」

「助けに・・・助けにきてくれる気がしたんです。」

「こわかったでしょ?」

「すっごく・・・。」