「つかまってるお前が言うなよ。」

「・・・。」

「助けにきたまではすごくかっこよかったのに。」

「あのなぁ・・・お前みたいな奴は俺が助けにきたことも奇跡以上のことなんだぞ!」


小さな天窓から星が光り始めた。


「何時だろう?」

目の前ではケイジにやられた男をもう1人の男が手当てしていた。

ふと、ケイジと触れてる左手を見ると血が流れていた。

「ケイジ!血が出てる!」