最初に口を開いたのはお母さんだった。

「何故彩華がこんなに遅くなったのか,
説明してちょうだい。」

すると赤斗が

「はい。分かりました。
彩華さんは、今日遅刻しました。
それでその後の先生に生徒指導室に呼ばれたんです。
その生徒指導室の中で…
彩華さんは先生に襲われていたんです。
僕は、たまたま生徒指導室に入ったら,
彩華さんが襲われていたんですが,僕は、
邪魔になると思い生徒指導室を出ようとしたら、
彩華さんが助けてと言ったので、
僕は、彩華さんを襲っていた先生を殴りました。
その後,彩華さんは1時間ぐらい襲われていた時の恐怖で,
動けなくなっていたんです。
体が動けるようになるまで待っていたら、
こんな時間になっていまいました。
申し訳ありません。」