スマホの件で俺は先生に職員室の奥の進路相談室に連れていかれた。これは怒られるぞ...と覚悟したがなんと先生の第一声は
『同じ男だから気持ちは分かる。あの中にいたら嬉しいよなぁ。』
なぜかニコニコしている。察した。先生はどうやらこちら側の人間だ。
『ですです。でも先生も実は担任になれて嬉しいんじゃないですか?だって先生かっこいいですもんね』
『何を言ってるんだ小坂君ー、やめてくれよ、そういう君はどうだ?いい子見つけたか?』
と男同士の会話を俺は楽しんだ。そこには教師と生徒という壁はなく同じ2匹のオスの会話だった。なぜか会話は進み気づけばチャイムがなった。
『いっけね。チャイムなっちゃった。これからホームルームだ。まぁバレないように気をつけるんだぞ小坂』
先生は口の前に指を一本運びウインクを俺にしてきた。仕方なく俺も返した。
俺と先生は教室に戻りホームルームをした。
今俺は余裕がある。学校において一番権力があるであろう、教師の一人を味方につかたのだ。笑顔でホームルームをすごし下校の準備をしようとするとまたクラスメイトの女子達は俺を囲った。おいおい困るじゃないかとお得意のイケボをぶち込む。今、僕の周りはピンク色の空気でいっぱいだ。色々大変そうだけど志田一人を除けばここは天国だ。と間抜けズラをして帰ろうとしていると
『ドガッ』
誰かに当たった。目の前には机に伏せて寝ている女の姿があった。何を言ってるのか聞き取れないが女が顔をあげた瞬間またここは地獄へ変化した。
『なに』
志田だ。顔を見た瞬間思わず怯んで後ろに倒れた。そのせいで俺のスリッパは志田の近くに転がった。落ち着け落ち着け。自分に言い聞かせ少しずつ距離を取る。よりによってなんでお前がここにいるんだ。俺の天国を邪魔するなという心の声を押し殺して素直に謝った。が
『謝って済むなら警察はいらないんだよ!』
上から目線、しかも強い口調で俺にそう言い俺のスリッパを投げつけてきた。
ってあれ、痛くない、てか当たったか?恐る恐る目を開けるとそこには片手に俺のスリッパを持ち女子にしては背の高い長髪で美しい女性の姿があった。その後ろに不機嫌そうな顔をした志田が急いで教室から飛び出していたのが見えた。
『大丈夫?』
『は、はい。』
やばい。美しい。話すのに緊張する。
『あ、ありがとうございます。今度お礼します。』
だが俺はすぐその場から立ち去りたかった。このピンク色の空間が黒色になる前に。するとその女性は立ち去ろうとする俺を止めキャッチしたスリッパを俺に投げて渡して
『あら、これくらいのことでお礼をしてくださるの?』
すごく上品な喋り方だ。
『は、は、は、はい』
俺にはイケボを出す勇気も力もなかった。するとその女性は衝撃の言葉を放った。
『お礼ね、じゃあ私と付き合ってくださる?』
『同じ男だから気持ちは分かる。あの中にいたら嬉しいよなぁ。』
なぜかニコニコしている。察した。先生はどうやらこちら側の人間だ。
『ですです。でも先生も実は担任になれて嬉しいんじゃないですか?だって先生かっこいいですもんね』
『何を言ってるんだ小坂君ー、やめてくれよ、そういう君はどうだ?いい子見つけたか?』
と男同士の会話を俺は楽しんだ。そこには教師と生徒という壁はなく同じ2匹のオスの会話だった。なぜか会話は進み気づけばチャイムがなった。
『いっけね。チャイムなっちゃった。これからホームルームだ。まぁバレないように気をつけるんだぞ小坂』
先生は口の前に指を一本運びウインクを俺にしてきた。仕方なく俺も返した。
俺と先生は教室に戻りホームルームをした。
今俺は余裕がある。学校において一番権力があるであろう、教師の一人を味方につかたのだ。笑顔でホームルームをすごし下校の準備をしようとするとまたクラスメイトの女子達は俺を囲った。おいおい困るじゃないかとお得意のイケボをぶち込む。今、僕の周りはピンク色の空気でいっぱいだ。色々大変そうだけど志田一人を除けばここは天国だ。と間抜けズラをして帰ろうとしていると
『ドガッ』
誰かに当たった。目の前には机に伏せて寝ている女の姿があった。何を言ってるのか聞き取れないが女が顔をあげた瞬間またここは地獄へ変化した。
『なに』
志田だ。顔を見た瞬間思わず怯んで後ろに倒れた。そのせいで俺のスリッパは志田の近くに転がった。落ち着け落ち着け。自分に言い聞かせ少しずつ距離を取る。よりによってなんでお前がここにいるんだ。俺の天国を邪魔するなという心の声を押し殺して素直に謝った。が
『謝って済むなら警察はいらないんだよ!』
上から目線、しかも強い口調で俺にそう言い俺のスリッパを投げつけてきた。
ってあれ、痛くない、てか当たったか?恐る恐る目を開けるとそこには片手に俺のスリッパを持ち女子にしては背の高い長髪で美しい女性の姿があった。その後ろに不機嫌そうな顔をした志田が急いで教室から飛び出していたのが見えた。
『大丈夫?』
『は、はい。』
やばい。美しい。話すのに緊張する。
『あ、ありがとうございます。今度お礼します。』
だが俺はすぐその場から立ち去りたかった。このピンク色の空間が黒色になる前に。するとその女性は立ち去ろうとする俺を止めキャッチしたスリッパを俺に投げて渡して
『あら、これくらいのことでお礼をしてくださるの?』
すごく上品な喋り方だ。
『は、は、は、はい』
俺にはイケボを出す勇気も力もなかった。するとその女性は衝撃の言葉を放った。
『お礼ね、じゃあ私と付き合ってくださる?』