「家近いから、来ないかな?…いや、来て欲しい。君の話を聞きたい。」

「ダメだよ。巻き込む訳にはいかない。それに、あんたには関係無い事だから」

「泣いてる子を放っておく馬鹿がどこにいるんだよ!いいから来て」

君は泣いていて、ずっと走っていたのか、靴もボロボロで服も汚れていた。

髪も濡れていて…そんな君を放っては置けなかった。