俺は深呼吸をし、心を落ち着かせる。


全然自信なかったし…正解してないだろ!


「採点終わり♪瑛佑くんは英語苦手?」


「かなり苦手です!」


やっぱり全然正解してなかったっぽい!


「苦手…ねぇ?15問中…10問も合ってるわよ♪」


えぇ!?


「うそっ!?」


俺は自分の解答と模範解答を照らしたあわせた。


…はい?


なんで俺…できてんの?


「さ♪ごほうびあげようかな♪」


えーっ!


「あの!李依さんは好きでもないやつとその…キスなんていいんですか!?」


とっさにやめさせようと俺は言う。


「ん~瑛佑くんかわいいし♪」


そ…そんな理由でいいの!?


「はい!目つむって?」


「む…無理ですよ!できませんって!」


俺は必死にこばむ。


でも近づいてくる李依さん。


「ちょっ!李依…んっ…!」


やられた…。