コンコンっ━


「はい…」


ガチャっ━


扉が開き、入ってきた人は…女の人だった。


えぇ!?


女の人だったの!?


勝手に男だと思っていた俺は驚きを隠せずにいた。


「こんにちは♪うーん…もうこんばんは…かな?」


家庭教師の人はそう言ってにこっと笑う。


背は俺より少し低くてすらりとしている。


顔は…かわいいっていうほうがあってるかな。


「こ…こんばんは。」


まだ驚いている俺は噛んでしまった。


情けねぇ…。


「あたしは熊谷李依[クマガイリイ]。R大2年よ♪」


R大!?


R大はここらへんじゃ有名な大学で偏差値はかなり高い。


「君は?」


「柊瑛佑…高2です。」


じゃあ瑛佑くんだね♪と、かわいく笑う先生。


この人…高校生でもいけるなぁ…。


「あの…先生…」


「先生はやめて?」


へ…?