いつものように怜香の家で
遊んでると、

ふと、ひとつの卒アルが目に付いた。



「あれ?なんで隣の学校の卒アルがあるの?」


「え?あ、これさ、お兄ちゃんのだよ?
愛見る?」

「見る見る~見せて!」




次々とページをめくっていく。



「あ、これこれ、うちのお兄ちゃん、」

怜香がアルバムのなかの
お兄ちゃんに指をさした。





ーん、かわいい(笑)ー


それが私の第一印象
ちょっとだけふっくらした感じ、
決して太ってはないけど痩せてもない。


でも、写真の中でも
笑顔がすっごい輝いてて
可愛いな、素敵だなぁ~

と思った。

この時から既に、
私はあなたに恋をし始めたのかもしれない。