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２人で中庭のお弁当を食べるのは久しぶりのことだった。


今日はとても天気がいいし、心地いい。


「怪我の原因はなに？」


お弁当を食べ終えてから、あたしはツグミにそう聞いた。


ツグミは一瞬うつむいたけれど、すぐにあたしの顔を見つめた。


聞かれる覚悟はできていたのかもしれない。


「この前男が学校に来たのは知ってるよね？」


そう聞かれて、あたしは頷いた。


相手の顔までは覚えていないけれど、スーツの男が入り込んでいたことは知っている。