またあの唇に触れたくて、
もう一度あの小さなカラダを抱きしめたくて、
だけどまだだ。


アイツは学校にいるはずの俺を探して、いつもキョロキョロしてる。


「ああっ! もうウザイ!」
「ちょっと、ちとせどうしたの!?」
「え? あっ、ごめ」
「次、化学だから移動だよ、行こ」
「あ、うん」