みくは何故か机にふせていた。


美奈「みく?どうしたの?」

さっき先生に言われたことが気になっていたが、やはり友達のことの方が心配だ。



美奈「ねぇ…みく。みくってば!」


ついにはみくの肩を揺さぶりながら言った。


美奈「み〜く〜!!」



ガバッ

みくはいきなり起き上がった。さすがにちょっとびっくりして一歩下がった。



みく「美奈やばい…。」


え…?

美奈「なにが?」


みくはまた顔を赤くして言った。


みく「私も一目惚れしたかも。」





ええっ!!


だだだ…

美奈「誰に…?」



みく「佐藤 歩。」



………。


美奈「え…誰だっけ?」



すいません。言い忘れてましたが、私は人の名前を覚えるのが苦手なんです…。


みく「なに言ってるの?担任じゃん。」



……!

美奈「ああ!担任ね〜。」

あははと笑い合う2人。




美奈「…って、いいのそれ!?」




みく「いいの〜!好きになっちゃったんだからしょうがないじゃん。」



あ!やばい…周りのみんなに聞かれたかも…。