それにしても、先生若いな〜。何歳なんだろ?



そのとき、クラスのお調子者のような男子が言った。


男子「はいは〜い!せんせぇに質問で〜す。」

声だけでも充分にわかるのに、もっと存在を示したいのか勢いよく手まで挙げている。



先生「ん?なにかな?」


男子「先生は何歳なんですか〜。」




先生「僕?24歳だよ。」

本当に若かった!


そこに一人の女子がこう言った。

女子「若〜い!先生は彼女いるんですか〜?」



先生は困った顔をしながらもいますと答えていた。

するとその女子は残念そうに言った。

女子「なんだ〜。いなかったら狙ったのにぃ〜。」



え〜!!この子、なにさらっと凄いこと言っちゃってるの!?







キーンコーンカーンコーン…



先生「はい。じゃあ終わりです。あ、そういえば…高瀬さん?生徒会方に呼ばれてましたよ。放課後に生徒会室に来て欲しいとかで。じゃ。」


ガラッ

美奈「へっ…?なんで?」



先生が教室からいなくなった途端、待ってましたとばかりにみんなは騒だす。




もちろん私もみくのところに行った。