すると、みくは驚いた顔でこう言った。

みく「え…だってさっき一目惚れしたって言ってたじゃん。」


そう、あんなに男嫌いだった私が一目惚れをした。

自分が一番驚いているのだ。



美奈「うん。だから私もびっくりして…」

みく「そうだったんだ〜。」


美奈「うん…。って、みくどうやって出てきたの?」


私はいまだに群がっているところを見ながらみくに聞いた。

すると、みくは天使の微笑みを浮かべながらこう言った。

みく「ないしょ。」




あ〜…。なんか今みくの凄さを知った気がする。









ガラッ

みく「あ。先生だ…。また後でね。」




みくは自分の席に戻っていった。




先生「え〜…みんな入学おめでとう。僕が今日からみんなの担任になった。名前は〜…」


お決まりのように先生は黒板に名前を書いた。

カツカツ…

先生「佐藤 歩(アユム)だ。」

綺麗な字だな〜。

ん…?あれ…??なんかみくの様子が変だ。



なんか顔が赤い。


どうしたんだろ?後で聞こう。