勤「じゃあ、そろそろ帰ろうか。」



勤がそう言ったから、私はこう言った。


美奈「…まだ一緒にいたいよ……」





すると、思いがけない返事が返ってきた。







勤「なに言ってるの?美奈は今日から僕と一緒に暮らすんでしょ。」







…え……



美奈「えぇ〜〜!!そんなこと聞いてないよ!」


私が必死にそう言えば、勤は笑顔で言う。


勤「だって、言ってなかったもん。」







勤って、本当にSだ…





勤「さっ、帰ろう。美奈の望む通り、ずっと一緒だから。」


そう言った勤は、そっと手を繋いだ。




あったかい…



美奈「すいません…私の手、冷たいよね?」



勤は笑顔で大丈夫。と答えた。


勤「でも…今敬語使ったでしょ?これから敬語使ったら、人前でキスするからね。」




き…キスゥー!

そんなこと恥ずかし過ぎて出来るわけないよ!



美奈「そ…そんなことできないよ…!」


勤は意地悪そうに笑ってこう言った。




勤「ダメだよ。もう1回言っちゃったんだし、お仕置きしなきゃ。」