翔に誘われ、2人で帰ることになった







「おまたせ!ごめんね待ったよね」




待ち合わせ場所の校門にはもう翔がいた




「大丈夫だよ!」







駅までの道のりを歩いている時、

翔が急に立ち止まった





「…愛梨」




「ん?」






「…付き合ってください」






「…えっ?」







話を聞けば翔は私の事好きでいてくれたらしい



素敵な人に出逢いたい~とかって思ってた私は

とっさに




「はい、よろしくお願いします」




と答えてしまった











あーーーー恥ずかしい…!!!!




「もう行こ!!」




止まっていた足を動かそうと翔にも呼びかける








はずかしはずかし……////




こんな大胆に告白なんてされたことないからな…







とか思いながら隣に目をやると…



ん?!



翔がいない?!






後ろを振り返ると、両手を広げた翔がいた。



ハグを求めてる…?






ゆっくり翔の方に近づいて行くと


腕を取られ翔の腕の中にすっぽり入った。






なんだろうこの気持ち素直に嬉しいと思えないような…