名残惜しかったけど、まいは明日も学校あるし、俺も仕事あるし……






「………じゃあ、また明日な!!!これからはできる限り夜に会いに来るから。」





もう、まいを不安にさせたくない。






俺も、まいに会いたいし。





今、怖いくらいにまいの事が好きなんだ。






好きすぎて怖い……





まいが俺から離れて行った時、俺は世界の色を失ったみたいになるだろう。





まいも、また辛い思いをするだろう。





そうならないように、しっかりと手を繋いでおくんだ。





お互いの事を大切にするんだ。




「………うん。ありがとう。また明日ね。」





寂しそうな顔をして言うまい。




「そんな顔すんな。帰りたくなくなるだろ???本当は俺もまだまいと一緒な居たいけど…」




俺ははまいをギュってした。





「……また明日ね。」





まいに言われて、突然寂しくなった俺は





「おやすみのキス…。」




そう言って触れるだけのキスをした。





チュ




本当は、もっと濃厚なキスがしたかったけど……





何回もしたらまいが嫌がるかもしれないし。




まだできなかったんだ。





「まい、物足りない???」




俺が冗談で言うと、まいの顔が真っ赤になった。





図星???……