「………ううん。あたしがわがままなの。ごめんね???」





まい、そんな事言うなよ。



まいは本当に優しい子なんだ。



それは俺が1番よく知ってる。



まいは、自分の思ってる事をあんまり人に言わない。





自分の事よりも、まず相手の事を気づかうんだ。




なあ、まい。





もっとわがまま言っていいんだぞ???





「………まい、顔あげて???」



俺は顔を上げたまいに優しいキスをした。




チュ




まいはめちゃくちゃ驚いてる。






一気にまいの顔が赤くなった。



「まい顔真っ赤……。笑」




「仁くんのせいだよ!!!いきなり、あんな事するから…」




最後の方は声が小さくなるまい。




「……あんな事って何???まい−。」




俺がニヤニヤしながら聞くと…




「………意地悪。」




「ごめん、ごめん。まいがあんまり可愛かったからつい……。」






まい、俺の前では何にも気にしなくていいから。






もっとわがまま言っていいから…