「………よう。」





俺は急いで家から出てきたまいに行った。




会いたかったよ、まい……。





すると、いきなりまいは思いっ切り俺に抱きついてきた。





「………仁くん、会いたかったよお。」




なんて言うんだ。




嬉しいよ。




俺も自分の気持ちを素直に言った。






「俺も、まいに会いたくて来ちゃった。」




すると………




「…………うえーん。」





まいが泣き出した。





「泣き虫まい!!!そんなに寂しかったか???」




冗談半分で言った俺の言葉に





「泣き虫じゃ…ヒック……ないよ!!!……ヒック……寂しかった。」



なあ、まい……。




お前が愛しくて、たまらないよ。





ささいな事で俺の心はすっごくあったかくなるんだ。




「……寂しい思いさせてごめんな???」





そう言って俺はまいの涙を拭いてやった。