まいの全てを独り占めしたいと思ってしまう……。




まいの前では余裕こいてるフリをしてるだけなんだ。




本当は少しの事でドキドキしたり、嬉しくなったり、悲しくなったり……




カッコ悪いよな、俺。




でも、それくらいまいの事が好きなんだ。





………そろそろまいを呼ぼう。




「……まい???今部屋に居る???」






「うん。そうだけど。」







「………じゃあ、外見て。」




少しして、2階の部屋からまいが顔をヒョコって出した。






その、ひとつひとつの仕草が俺の心をくすぐる。






俺を見つけたまいは驚いた顔をしている。






その瞬間、まいは窓から見えなくなり急いで玄関から出できた。