「………まいはわがままなんかじゃない。俺は、まいが俺に会いたいって思ってくれて嬉しいよ。」
「……仁くん。」
こんなわがままで泣き虫なあたしを好きになってくれてありがとう。
「………まい、愛してる。」
チュ
さっきよりも長い大人のキス。
………くっ苦しいよお!!!
そんなあたしに気づいたのか、仁くんはやっとあたしを離してくれた。
「…………はあはあ。」
肩で息をするあたしを見て笑う仁くん。
「………まいにはまだ早かったかな???」
あたしは恥ずかしくなって仁くんに抱きついた。
「………仁くんのばか。」
「………嫌だった???」
そんな事、聞かないでよ。
嫌なわけないじゃん……