まい……
「……あっ、あたし仁くんの事が今でも忘れられないの。今日も、仁くんに会いに来たんだ。」
何で、そんな嬉しい事言ってくれるんだ???
俺、期待しちゃうじゃんかよ…
内心、すっごく驚いた。
でも…素直になれない俺。
「……まい、俺もまいを忘れた日なんて1日もなかったよ。今日はわざわざ会いに来てくれてありがとな。」
こんな事しか言えないんだ。
本当は好きだよって言いたいのに。
そしたらまいが……
「……好き。あたし、仁くんが好きなの!!!ずっと前から。お別れの時、涙に詰まって言えなかったけど…好きだったの。」
まい……
俺は馬鹿だよ。
まいはこんなにも俺の事を思ってくれてたって言うのに……