亜里沙があたしの事を気遣って、大丈夫???と聞いてくれた。




……亜里沙。





あたし亜里沙のおかげでここまで頑張ってこれたよ。





亜里沙が居なかったら、あたしは仁くんと向き合う決意が出来なかったと思う。





「……ありがとう。」






あたしは色んな意味を込めて亜里沙に言った。






「……着いたよ。ここで待ってて。」





幸弘さんは中へ入っていった。




すごく雰囲気のいいレストランだった。





カップルから家族連れまで、誰でも気軽に料理を楽しめるお店だ…






あたしたちはスタッフさんたちの休憩室みたいなところに案内された。





緊張で手が震える…






ガチャ





ドアが開いた