そろそろ戻ろうと思って歩いていたら、遠くの方で楽しそうに笑いながら歩いてきている2人組を見つけた。




右のロングヘアーの子の笑顔は太陽のようで、俺の心を癒してくれた。





まい……。





もしかしたらと、よくその子を見てみると、紛れもなくそれは愛しいまいの姿だった。





その笑顔はかわってないな。




背はすごく伸びていて大人びた顔をしていた。





大きくなったなあ。





まいはこっちを見ていた。





すると、みるみるうちにまいの目に涙が溜まっていった。





やっぱり、まいを幸せにできるのは俺じゃない。





俺はまいを泣かせる事しかできないんだ。





ごめんな、まい。