そして純哉くんは屋上を出て行った。




………ツインタワーか。




学校からも見える。そんなに遠くはない距離にあった。




あそこのどこかにいるんだ…




そう考えたら少し嬉しくなった。





「…………ッ」




あたしは一度背伸びをして屋上をあとにした。






ある決心をして…