「おい!みんな集合しろ!
新しく入ることになった
子を紹介する」


「はじめまして。黒川 仁です。よろしくお願いします!」


その子は元気よく言った。

そう。これが私と仁くん
の出逢い。

凄く背が高くて
目は切れ長で、とても整った顔立ちだった。


私はかっこいい仁くんから目がはなせなかった。


私は初めて仁くんを見たときからもう恋をしていたのかもしれないね。


でも小学校一年生の私には
そんなこと考えもしなかった。