ガシッッ






「じっ、仁???」






俺は美里の肩を思いっ切しつかんで






「俺には今まいしか居ないんだ。美里には最初から気がなかった。お前もわかってたんだろ???お願いだから、もう俺に関わらないでくれ……。」







俺は手を離して大きく息を吐いた。






「………ヒック………わかった。……仁はまいちゃんが本気で好きなんだね。……ヒック……あたし帰る!!!」







「わかってくれてありがと。」






ガチャ







「フフ……。あたしを振ったこと後悔させてあげるから。」







「まいになんかしたら俺がただじゃおかねえからな!!!」






「さあ、どうかなあ???」







美里は笑いながら去っていった。