仁くんは、あたふたしているあたしを見て笑ってる。







どこにそんな余裕があるんだろう???







あたしはドキドキで今こうしてるのがやっとなのに……。







仁くんはズルいよ。







あたしばっかりドキドキしてる。








………よしっっ、あたしだって仁くんをドキドキさせてやる!!!








「……仁くん。」








あたしは目を潤ましながら上目使いで仁くんを見た。








見る見るうちに顔が赤くなってく仁くん。








ドキドキしてるんだなあ!!!







よしっっ☆なんか勝った気分!!!







あたしだってやればできるんだからっっ。