ーかのんー

あれから私は毎日のようにお母さんと義父に殴られ続けていた。

でも、その度にちひろの温もりを思い出して
気持ちを落ち着かせていた。


ーピンポーン

私は重い身体を起こし、ドアを開けた。


「っっっ!?」


そこには、ちひろ、ゆうたくん、みつきくんが居た。


「な、なんで…?」

ちひろ「どうゆう事だよ。説明しろ」


ちひろは凄い剣幕で怒っていた。


「ご、ごめんなさい…」


私は俯きとても小さな声で謝った


ちひろ「謝って欲しい訳じゃねーんだよ。何が大丈夫だよ。何も大丈夫じゃねーじゃねーかよ。」

「ごめんなさい…でも、、、」

ちひろ「なんだ。はっきり言えよ」

「あの時…ハァハァ…ちひろ…ハァハァ」

ゆうた「かのんちゃん。もういいよ。」


私は首を振った。

でも、気持ちとは裏腹に身体はボロボロだった。
過呼吸が本格的に始まった。

「ハァハァ…ハァハァハァハァ…」

そして、そのまま私は崩れ落ち意識を失った。