ーゆうたー

しばらくしアイツらがいる部屋へ戻った。


ーガチャ


「あれ?かのんちゃんは?」

ちひろ「帰った」

「はあー?ちゃんと話してねーのかよ」

ちひろ「話したよ。」

「じゃあ、なんで帰ったんだよ。」


ちひろはさっきあった出来事を話だし出した。


「は?!お前はそれでいいのかよ!後悔しねーのかよ!」

ちひろ「ぁあ。これが俺の出した答えだ。」

「そうかよ。でも、ひとつ引っかかるなー」

ちひろ「なんだよ」

「かのんちゃんはお前にいったんだよな?最後に抱きしめてって、、、」

ちひろ「ぁあ。」

「おかしくねーか?」

ちひろ「なにが」

「だってよー、さっきまでお前に怯えてたんだろ?なのに、なんで抱きしめてって。おかしいだろ!」

ちひろ「俺だって、は?って感じだったよ。でも、あいつなりのケジメなんじゃねーの?」

「いや、けじめって…そりゃねーだろ。」

ちひろ「だって、あいつ俺の事好きだろ?だから、別れるから最後にーみたいな感じだろ」

「いや、ぜってーちげーよ。俺はかのんちゃんなりのSOSだと思うんだけど」

ちひろ「なんだよそれ。もし、SOSだとしても分かりにく過ぎるだろ」

「お前なら分かるだろ。自分にどんなに不利でも周りに気を使かって、相手の気持ちを全て優先にすることくらい。」

ちひろ「…」

「ちひろ。しっかりしろ。」

ちひろ「ぅゔ…」

「おい、ちひろ?!」

ちひろ「大丈夫。なんでもねーよ。」

「ふざけんな。なにが大丈夫なんだよ。」

ちひろ「この位なら大した事ない。」


そう言い、ちひろはポケットに入っていた薬を飲んだ。


「ちひろ、話がある。本当は誰にも話すつもりはなかった。でも、お前には俺と同じ後悔はして欲しくないから。」


そう言い、俺は上の服を脱いだ。