むくっ。次に目が覚めたらそこは、私の家でした。

あ、あれれ?昨日のことは夢かな?
いや、でも凄くリアルだったような…

トントン
「あ、はーい」

「おはよう、しほ。体調はどう?」
なんだ、やっぱりお母さんかー

「体調は大丈夫だよ!ごめんね?昨日は迷惑かけて」

「あら、あんた私にじゃなくて海斗くんに言いなさい。昨日わざわざ、あんたを抱えて送ってくれたんだからね?」