そんな、甘い状況に耐えられず
「ねえ!今日一緒にいた女の人が彼女なんでしょ!?だ、だから、私にこんなことしないでよ!」

て、可愛げもないことを言ってしまった。

私は絶対に飽きられたとへこんでいたけど、海斗は今度は私を抱き締めて

「あいつは、俺のただの取り巻きだし。なに?
俺に彼女がいるって思って泣いたわけ?ねぇ、どうなの?」

こういって、意地悪な質問をしてくる。
「そうだよ!私はその女の人にヤキモチやいてただけだもん!どう!?これで、いいでしょ!?」

でも、私だって負けていられなくて素直に返事をしてあげた。