私の肩に手を置くと、真剣なきみの視線が私を
絡めとる

寒さなんかいつの間にか忘れてしまうほど、
今はきみに逆上せてるんだ

少しずつ近付く、きみの端正な顔

ドキドキしない方がおかしいと思う

触れた唇は冷たくて、上気した身体を中和してくれる

「萌、、、」

僅かに作った隙間へ零れる声

ここが学校であることすらどうでもよくなる

それくらい、私はきみとのキスに溺れた