「あなたは、ご先祖様を愛していました。

・・・『愛と憎しみは紙一重』という言葉を知っていますか?

愛していたから、それと同じくらい憎いんですよ。

あなたは裏切られて、憎んだのでしょう?

なんとも思っていなければ、憎くもありません。

愛していたから、今、

涙も出るのでしょう?」


さっきまで、猫のまわりには火が迫っていました。

しかし、先ほどの神様の涙で消えていました。


猫と、こどもは喜びました。