夜月side

朝目が覚めると胸がキュってなるのはどうしてだろう

寂しいなって思うのはまだ"過去"が忘れられないからかな

でももう前を向きたいのに邪魔をしてくるの

あの、
恐ろしい笑顔が
罵り声が

やめて…

「夜月ー!大丈夫?おきてー!」

あ、いけないいけない
また、考え込んじゃった

ベッドから起きて学校に行く準備をする

「いってきまーす!」
「いってらっしゃい!」