「·····ず」「·····ゆず!」

声が聞こえる、幼い頃からきいていたような落ち着く声。

あれでもなんで呼ばれ·····

「お前遅刻するぞ!学校だろ!」

学校?あああーー!!!

「朝!?!?!?てか痛った!」
私は思わず叫んでしまった。視界にはいるのは天井。ベットから落ちて始まるいつも通りの朝。

「毎朝、毎朝騒がしすぎかよ。鼓膜破れそう」
「ごめんごめん」
「まあ、学校頑張れよ」
「ありがと!」

会話してる相手は大学生の久住裕斗(くずみ ゆうと)
私のお付き合いしてる人。
でも目の前にいるわけじゃなくて電話越しにいる。

なぜなら遠距離だから

この頃はただ純粋にゆうとが大好きって胸張って言えたの__