「映司、生きてるか~~?」


いきなり、ドアをバンと開けて入ってきたのはジャスティンだった。


「ジャス??
何で、お前が居るの?」


映司がそう言い終わらない内に、どんどん呼ばれていないはずのメンバーも部屋へ入って来る。


「謙人まで…?
何で、お前、呼ばれてないだろ?」


映司はさすがにソファから飛び起きた。
だって、この狭い待合室にEOCの軍団のほとんどが揃ったから。

すると、久しぶりに見るトオルが皆の分の招待状を映司に見せる。


「不法侵入じゃないぞ。
咲子ちゃんから、いや、正確に言えば、七条孝一様からちゃんと招かれた」


映司はその招待状の枚数を確認する。
咲子からこの事について何も報告を受けていない。
でも、そう思って慌ててみても、もう後の祭りだ。
だって、一番来てほしくなかったイケメンエリートの仮面を被った変人集団が、楽しそうに俺を囲んでいるのだから。


「映司、その髪、どうした?」