私はいつも通り、部活後にバイトへ向かっていた。

『おはようございまーす』

着替えて、カウンターへと向かうとそこには見たことがあるような背の高い男がいた。

...???!!!!

しかもバイトの制服着ている。

この間、シェイクを頼んだあのやんちゃ系な男だ!
でもこの前と何か違うと思ったら、髪の毛の色だ。
金髪だったのに、少し暗くなっている。

『新しく入った澤田翔太《さわだしょうた》です。よろしく。』

『白石愛夏です。よろしくお願いします。』

この日のバイトは1時間30分で終わり。
高校生だから21時までしか働けないのが残念。
澤田君は大学生だから、まだ働いている。

『お先に失礼しまーす』
『あっ...お疲れ様です』

ん?何か言いたそうだったけど
ま、いいや。
特に気にせずその日は家に帰った。