でも相変わらず高原くんは黙っている。


「じゃあ、私こっちだから。またね」


4人とは方向が別だから挨拶をして別れる。



あれ、そういえば高原くんは…?

さっち4人と別れた時はいなかったような…



そう思ってちょっと振り返ってみた。


「うわっ!」


想像以上に真後ろにいて、凄いびっくりしてしまった。


私の声に驚いたのか少しだけ目を見開いた高原くんがちょっと可愛くて。


「えへっ、ごめんね!」