すんなり班が決まったところで、思い出したように美南が声を上げる。


「そおだ、莉子。

部活どうする?」



そうだった…今日から仮入部が始まるんだった。




「私はもう帰宅部だけど…

中学と同じ、バド部入る?」



「そうだなあ…続けてもいいけど、

せっかくだし高校生らしいことしようかな」



美南は吹奏楽部で、私はバド部だった中学時代。




バドを続けてもいいけど…"とりあえずやっとくか"みたいなところもあったし…


「どうせなら、マネージャーやろうかな」



「いいじゃん!莉子サポート上手いし!」