私の予想は見事に的中。



声の主は美南の隣、


もう一人は私の隣に座ってきた。



いつまでも彼らのことをガン見していた美南に気づいたのか話をやめてこちらを向いてきた声デカくん。



「お、隣の席女子じゃん!

これからよろしくな!俺は相馬 啓太(そうまけいた)!」



ふわふわした茶髪にくりっとした大きな目、

クシャッとした笑顔をする彼はいわゆる可愛い系男子。


「片桐 美南、よろしくね」


おお、コヤツ最後にキラースマイルをかましたぞ




「北野 莉子です。よろしくね、相馬くん」



「啓太でいいよ!美南ちゃんに、莉子ちゃん!

ほら、お前も名前くらい言えよ!」