────ピピピピッ、ピピピピッ 無機質な目覚まし時計の音が部屋に鳴り響く。 「…うーん……」 まだ自然に開くことの無いまぶたを無理やり開ける 暦は春でも、まだ朝は冷え込むな…。 そんなことを考えながら のそのそとベッドから起き上がり クローゼットを開ける。