そんな俺の隣で何をするわけでもなく座っているリン。



『疲れた?』



顔を覗いてそう聞けば、少しだけ首を縦に動かした。



「ブレスレット開けようぜ!!」



おしゃれなロゴが入った紙袋を掲げたコウキの視線はリンと俺。



仕方がないと重たい腰を上げて、3人がそろってるダイニングテーブルにつく。



「開けるぞーいいか!?」



「はい、お願いします!」



「うん、いいよ。」



『どーぞ。』



「ん。」



個々の返事を聞き終えたコウキが袋の中から、丁寧に個包装されているブレスレットを取り出した。
誕生石を見分けて配ってくれる。



手元にきたブレスレットを丁寧に袋から取り出して腕を通す。



『へー綺麗だねー。』




紐を調節して腕を前に掲げる。



みんなの腕にも同じものがついていて、それを見て満足げに笑いあった。



「なんかいいよな、こういうの。」