木目調のローテーブルが目に付いた。
あの部屋にちょうどいいサイズと色合い。



『コレにしよ。』



簡単に組み立てられるみたいだし、ちょうどいい。



それを1つ抱えて、次はなんだったかと考える。



『次、絨毯ね。』



「ん。」



キョロキョロと絨毯のコーナーを探し見つけたリンは、静かに歩き出した。



『絨毯じゃなくてもいいか、ラグマットで。』



絨毯コーナーの手前にラグマットが並んだコーナーを見つけて立ち止まった。



白か、クリーム色か。
薄い色ならなんでもありか。



「コレ。」



リンが指さしたのは、フローリングと似た茶色のラグマットだった。



『コレがいいと思う?』



「うん。」



『じゃリンのオススメどーり、コレにするねん。』



1枚取ろうとすれば横から手を伸ばしてリンがマットを抱えた。



『リン?持つからちょーだい??』