「紐の色はどうする?
1色でも大丈夫だし、5色までだったら編んでくれるみたい。」



カエデが指さす方向に綺麗に編まれたブレスレットが並んでいる。



「俺らのイメージカラー5本で編んで作ってもらおうぜ!」



「いいですね!」



「賛成。」



「じゃ、まずは紅綺。
何色だと思う?」



コウキのイメージカラーか。
言うまでもなく



「赤ですかね?」



『俺も同じこと思った〜。』



「じゃあ赤ね。
えっとじゃあ、俺は?」



「楓は黄緑じゃねぇか?」



「黄緑?」



「あぁ。
お前らはどう思うよ?」



「はい、黄緑似合うと思いますよ!」



「そっか、じゃあ黄緑で。
えっと、那智は?
・・・俺は紺だと思うんだけど。」



「そう、思う。」



今まで反応の薄かったリンが急に食いつき気味に反応した。



「紺で良いかな?」



『い〜よ。』