ランチにはサラダとドリンク、デザートがベースになって、AはパスタBはピザでそれぞれ選べるようになっていた。



「俺も、Aにしよかな。
凛と那智は?何にするかもう決めた??」



「A。」



『俺はミネストローネ。』



流石にここまで来て何も食べないって言うのは気が引けるし。
ミネストローネくらいなら通せるだろう。



「「え?」」



「・・・お前さ、朝何食ってたっけ?」



『味噌汁、久しぶりに美味しかった。』



向かいに座るトオヤに微笑む。



「ありがとうございます!」



「いやいやいや、ちげーだろ!?
朝、味噌汁だけで昼もスープだけなんだぞ!?
どーかしてんだろ!!」



人差し指を俺に向けて怒鳴る。



人を指さすなよ。
しかも店員がこっち見てるから怒鳴らないでほしい。



「那智、本当は具合悪いんじゃないの?
それで食欲もないんじゃ・・・。」