チャイムと同時に5限の数学が終わり、
日直のあたしは杉野に呼ばれた。



「おし、咲野!お前これ全部教務室に置いてこい、頼んだぞ」



「え?!これ全部?!」


目の前に置かれたのは、大量のプリントと
大量のノート。



「当たり前だろ?日直なんだからしっかり意識して生活しろ!」


なんなのさホントに、、


こんなに持っていけるわけないじゃん……


もうめんどくさいなあ、


「はいはい、わかりましたよ……」




「はい、は1回だろうが!!」




「はい!!」


あ~!!!ほんとイラつくな!!


もうこうなったら行き当たりばったりじゃあ!!



あたしは大量のプリントとノートを両手で持ち、教室を飛び出してダッシュで階段を下る



杉野のやつー!!恨んでやる!!!



階段を降りて1階に着いた時、ふと思った


あれ、教務室ってどこだっけ……


やばい、忘れた…


すると、前から先生らしき人が歩いてきたのであたしは声をかけた。


「あの、、杉野先生の物を置く教務室って……」



「教務室?男子棟の一階よ?」





、、、オワッター